リモートワークによるコミュニケーション不足を解消する2つの工夫

部下とのコミュニケーションが減って人間関係がギクシャクしてきた??そんな風に感じている方にオススメ!!

コロナによる影響が会社の人間関係にも表れてきた!
オンライン飲み会に代表される新しい交流の仕方が出てきている一方で、最近は「リアルで会えなくなった」ことのよる弊害もよく耳にします

ある経営者の方とお話していた時のことです

A社長
社員は自宅勤務できるようにしたんだけど、まさかここまで長引くとはねぇ………
リモートワークは定着してきたけど、やっぱり社員と直接顔を合わせられないのは不安になるよ………
不安???
仕事は順調に進んでいるんでしょう?
どこに不安が?
A社長
業務の方はリモートでも十分できるし、問題はないんだけどね………
やっぱり部下と直接会えないから、コミュニケーションも減ってくるし、
いままで何気なく話していたようなちょっとした会話って、リモートで顔を合わせた時だとなかなかしづらいんだよなぁ………
あぁ~、わかります!!
オンラインでの顔合わせって、いかにも仕事のための打ち合わせって感じで、発言しにくいとこありますね………
あくまで「仕事」のためにつながっているって感じだから………
無駄話しちゃいけないかな?って思っちゃう………
A社長
そうなんだよ
でもね、部下との人間関係をつくるのには、ちょっとした無駄話ってすごく大切なんだよね
オフィスならその場の雰囲気で話しやすいんだけど、オンラインでしかも仕事上ってなると、雰囲気が固くなるからね………
そうなんですね?
A社長
最初のうちは物珍しさから『こんな仕事の仕方もいいね』『でも早くみんなにあいたいねぇ』なんて話しながら自宅から楽しく仕事をしていたんだよね
ところが、だんだん事務的なこと以外は話さなくなってしまい、何となくと距離を感じるようになってしまったんだよ………

リモートワークが推奨されたとき、そのメリットが大きく取り上げられました
・社員の通勤時間の削減
・オフィスのコスト削減
・育児や介護を理由とした離職の低下
・社員の満足度アップ
など、たしかにそのメリットはたくさんあります

しかし、一方でリモートワークによるデメリットも出てきています
・社員とのコミュニケーション不足
・社員の評価がしにくくなる
・社員の会社への愛着が低下する
・生産性の管理が難しくなる
などがあげられます

生産性についても、「上がった」といってメリットとする会社もあれば、「下がった」という会社もあります
離職率や社員の満足度にしても、全ての会社で良い方向に出ているとは言えないようです

育児や介護を理由に離職せざるを得なかったが、リモートワークの導入でこの問題が解決したという会社もあります
その一方でリモートワークによるコミュニケーション不足から信頼関係が築きにくくなり、新入社員がやめてしまったという会社もあります

リモートワーク導入初期はメリットばかりに目がいきがちでした
しかし導入から半年、そろそろ今まで心に引っかかっていたちょっとしたもやもやが積み重なって大きくなってきた頃ではないでしょうか?
特にデメリットとしてよく聞くのが「コミュニケーション不足」です
そこで今回は「リモートワークによるコミュニケーション不足を解消する2つの工夫」をお伝えします

・「報連相」のための時間

社会人の基本と言われる「報連相」です
会社にいるときはすぐ近くに上司がいるのでちょっとした一つ一つの会話が「報連相」になっていたんです
ところが、リモートワークになるとわざわざ電話・メールをしないといけなくなってしまいます
この「電話・メール」というのがハードルとなってしまい、リモートワークになったとたん「報連相」がうまくいかなくなってしまったということをよく聞きます
いままでは進捗状況を事細かに報告していたのですが、「わざわざ連絡をとるならもう少し進めてからまとめて報告しよう」と判断してしまい、報告の回数が減ってしまいます

早めに報告していれば軌道修正ができたのに………どうしてもっと早く報告してくれなかったんだ?なんてことが増えているようなら、リモートワークによって「報告しにくい環境」が出来てしまっているかもしれません
社会人の基礎と言われる「報連相」、いままで問題なくできていたのは同じ空間に上司と部下がいたから………ではありませんか?

環境が変われば、今まで当たり前のようにうまくいっていた事にも変化が表れます
「報連相」のための時間をきちんと決めて実施することでうまくいきますよ
そしてここで大切なのは「THE・会議」にならないことです
いかにも会議的な流れではなく、普段会社にいるときのような雰囲気を再現できるような工夫をしてみましょう

・仕事以外のことをあえて会話に入れる

信頼関係を築くとき、最も効果的な会話は「プライベート」の会話だと言われます
知り合いの経営者さんは、意識して社員とプライベートな会話をするように心がけているそうです
しかし、プライベートなことってなかなか聞きにくいですよね?(詮索してると思われそうで………と躊躇する方も多いです)

でも、実はこのプライベートな会話って、リモートワークを取り入れている今だからこそ話しやすくなったそうです
ある経営者さんと話したとき、次のようなことをおっしゃっていました

「リモートワークって、ほとんど自宅でしているでしょ?だからオンラインミーティングの時もみんな自宅にいるんだよね」
「だから、ミーティングの最初にあえて自宅の話題をふってみたんです」
すると………

B社長
○○さんはそこ何処?リビングなの?
Jさん
いえ、僕の部屋ですよ
B社長
えぇ?自分の部屋があるんだ、いいなぁ
Jさん
でも、子どもが来年小学校にあがるんで、僕の部屋も来年には子どもに譲らないといけないんです
B社長
そうなんだ、子どもは1人なの?
Jさん
いえいえ、2人いるんですよ
上の子はいま小学校3年生で上の子が小学校に上がるときに子ども部屋を作ったんです
最初は2人で1部屋使わせようと思っていたんですが、せまいからっていわれて、僕の部屋がとられちゃいましたぁ(´;ω;`)
B社長
そうなのか、でも子どもにはかなわないな………
Jさん
妻にも子どもの部屋優先!!ってせまられちゃって………
B社長
ははは………3対1じゃあな………
がんばれ「お父さん」(^▽^)/

何ともほほえましい家族の話題になり、話が広がったそうです(^▽^)/

会社では聞きにくかった家族のことも、「自宅で仕事をしている」今だからこそ会話に出しやすいのではないでしょうか?
部下とブライべーとな会話をするのが苦手というかたは、ぜひこのチャンスを使って新たな会話を楽しんでみてください

リモートワークを楽しむためにこんな工夫をしている方もいました(^▽^)/

Kさん
私ね、一人でランチするのが嫌なんですよ
でもリモートワークだとどうしても1人ランチになっちゃうじゃないですか?
うんうん、なかなか外食もしにくいよね?
Kさん
だからね、いつも一緒にランチしている同僚とオンラインランチしてるんです
ランチの時間に間に合うようにと思って仕事するから、ものすごくはかどるんですよ(⌒∇⌒)
それは楽しそうだね!

いかがでしょうか?
リモートワークだからコミュニケーションが不足するのは仕方ない……と思いますか?
ちょっとした工夫で、今まで以上に部下との信頼関係を築くチャンスにもなります!!!
ぜひ工夫してみてください(^▽^)/

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