ある人事担当者の悲鳴です
「本当に最近すぐに社員が辞めちゃうんなよなぁ………」
「長いこと人事担当をしてきたけど、なんだか最近落ち込むよ」
「新入社員が数カ月でやめたいと言ってくるんだよ、数カ月でいったい何がわかるっていうんだ?」
「社員がやめたって聞くと、直接の部下ではないにしてもなんだか俺が責められているような気がしてつらいんだよな………」
「どうやったら根付いてくれるのか対策を考えろって言われても、全然楽しくないんだよな?」
「何だか俺の方が滅入ってくるよ」
「離職」という言葉の持つネガティブなイメージが人事担当者に重くのしかかってきます
「社員がやめた」という事実、会社にとって大きなマイナスであることは確かです
しかしそのマイナスの数字に感情までも引きずられてしまっては、どうやったって明るい解決策なんて出てきません
「社員が根付く会社」を目指して採用から人材育成、評価システムなどありとあらゆる工夫を繰り返してきたことでしょう
しかし、「社員が仕事(会社)を嫌になって辞めた」と考えると、施策を練るにしても何だか気分が落ち込んできませんか?
人事担当者にとって、社員の離職はネガティブなイメージが大きいと思います
しかし、ネガティブなイメージの上に対策案を考えていると、どうしても面白くありません(´;ω;`)
だから、今回は
『人事担当者が「離職率の低下」を目指すときのマインドセット』
をお伝えしてみようと思います(^▽^)/
社員から「実は、会社を辞めたいと思っているんですが………」と言われたとき、まず真っ先に何を思い浮かべますか?
・何か嫌なことでもあったのか?
・仕事の内容か?それとも人間関係か?
と離職の原因をどうしてもネガティブに考えてしまいがちです
彼らの「△△が嫌!」という感情に注目するのではなく、「もっと○○になりたい」というプラスの感情(願望)の方に目を向けてみませんか?
「現状に不満」というのは裏を返せば「今よりもっと………」という願望でもあります
人間の感情は常に表裏一体です
好きな人に告白してうまくいったらもちろんうれしいですよね
その喜びの裏には「振られなくてよかった」というマイナスの払拭があります
好きな人との別れはとても哀しいですね
この哀しみの裏には「もっと一緒にいたい」という願望があります
そこで、あなたに試してもらいたいことがあります
表に出てくるマイナスイメージを何とかプラス表現であらわしてみてください
そうすればあなたの仕事は「社員の不満を解消するための対策を考えること」ではなく「社員がより楽しく働くための対策を考えること」になります
どうですか?考えるべき内容は同じでも、どの部分にフォーカスするかだけで仕事に対するワクワク感は雲泥の差となります
じゃあ、どうやって???
そこでおすすめなのが、「転職サイト」を見てみることです
人事担当者からしてみたら離職者をターゲットとしている転職サイトなんて見たくもないとお思いでしょうが………
実はものすごく大きなヒントが隠されています
転職サイトには離職理由をポジティブに表現する天才的なノウハウが組み込まれています
当然ですよね、「前職が嫌で嫌で仕方なくやめました」なんていう人を雇いたいと思う会社はありません
しかし、一旦は離職を経験した人を次の職場へと導くのがお仕事なのですから………
離職の理由をポジティブに考える方法がたくさん載っています(しかも、その表現にウソはありません、ただ見方・とらえ方を変えただけなんです)
まさにポジティブシンキングの天才です
ある転職サイトでは「ネガティブな転職理由はない」と言い切っています
転職ノウハウの一つに「転職理由はポジティブに書く」というものがあります
もちろん「事実をねじ曲げて無理やりポジティブなことを書け」というわけではありません
自分でネガティブな理由だと思っていたとしても、その裏側にはポジティブな理由が隠れているというのです
例えば次のようなものがあります
いかがでしょうか
そんな都合のいい考え方なんて………と思いますか?
「都合よすぎ?」結構じゃないですか!!
「離職」というマイナスイメージにとらわれて、あなたの仕事が面白くなくなってしまうくらいなら、いくらでも都合よく考えようではありませんか!!
離職した彼らはポジティブに気持ちを切り替えて再就職へと向かっているのですから、負けてはいられません!!
「社員を引き留める方法」から「社員が楽しく働く方法」に考え方を変えるだけで、仕事が何十倍も楽しくなってきますよ
不安を拭い去るためのアイデアよりも、ワクワクした気持ちから出てきたアイデアの方が、きっと数百倍も素敵なモノでしょう(^▽^)/