離職率に悩む社長さんが就職説明会で学生に必ず伝えるべきこと
離職率に悩む社長さんが就職説明会で学生に必ず伝えるべきことはたった一つ!
~企業理念~
です。
「そんなの、もちろん説明会の最初に真っ先に伝えているよ」
と思っていますよね?
ところが、ほとんどの説明会では企業理念について学生に伝えている「つもり」なんです
会社側は一生懸命企業理念を説明するのですが、学生たちにとっては「うん、パンフレットに書いてあったね!ばっちり暗記してきたよ!!!」という程度のいわば、面接対策のためのツールでしかないんです(泣)
見込み客ならぬ見込み社員
「集客」を考えるときに、まず最初に重視するのが「ターゲット」です
どんな人に商品を買ってもらいたいのか?使ってもらいたいのか?
どんなお客様ならこの商品を最大限に活用してもらえるだろうか?
お客様が商品を手に入れたあと、この商品を使ってどんな「理想の未来」を手に入れるんだろうか?
それを手に入れた時、お客様がどんな笑顔を見せてくれるんだろうか????
お客様を相手にするときは、当然のごとく考えている事なのに
社員に対してとなると、なぜか考えられない………
商品を買ってくれる可能性がある方を「見込み客」と
商品を一度でも買ってくれたことのある方を「顧客」と
そして、繰り返し商品を買ってくれる方を「リピート客」といいます
リピート客はいわばあなたの会社の「ファン」です
ここでは自社で働いてくれる可能性のある人財を「見込み社員」と呼んでいます
お客様を「ファン」にする前に
社員を「ファン」にしよう!
お客様を自社の「ファン」にすることには全力を注ぐのに、
社員を「ファン」にすることにはなぜか無関心……
本来、社員はその会社の「熱狂的なファン」であるはずなのです
だって、そうでしょう?
誰よりも会社が好きだからこそ、自社の商品を自信もってお客様に勧めることができるんですから
社員にはお客様以上に「会社のファン」になってもらわなければいけないんです
お客様に気に入ってもらえるように尽力するように
社員が「ずっとここで働きたい」と思うにはどうすればいいのか?
改めて考えてみましょう
「就職説明会」は見込み社員への最初の
アプローチ
お客様を集めて商品説明をする時のことを想像してください
いきなり商品の説明から始めますか?
お客様の悩みを聞いてから、商品がその悩みを解決するものであるかどうかを見極めますよね
商品を必要としない人に無理やり売っても「役に立たなかった」という不名誉な結果を残すだけですから
だからまずはお客様にとってどの商品が一番適切なのかを見極めます
そして、必要なところに必要な商品を提供するんです
見込み社員も同じです
会社にとってその学生が必要であると同時に、学生にとっても入社する会社は理想の未来を手に入れるために
必要な存在でなければなりません
理想の未来は数十年先の未来です
だからこそ、数十年という時間を共に進んでいくパートナーとしてふさわしい会社である必要があります
就職説明会は商品のプレゼンテーションと同じ、そう会社のプレゼンテーションなのです
会社にとっても、数年で辞められてしまっては大赤字ですからね
長く会社で働いてもらわないと困るんです
そのために必要なのが「価値観」です
就職説明会では「価値観」を重視する
そもそも、企業理念が何たるかすらわかっていない状態の学生に対して、いきなり
「わが社の企業理念は………」
「わが社の使命は………」
「そのためには君たちが………」
なんていったところで、単なる説明の一部にしかすぎません。
ワタシハオンシャノキギョウリネン二フカクキョウカンシ、ゼヒオンシャデハタラキタイトオモッテイマス……
~これでばっちり!面接模範解答~
みたいな………
だから………覚えちゃいないんです!!!
なぜこの会社があるのか、何のために存在するのかをしっかりと伝えましょう
学生たちの関心を
「この会社に就職したらどのくらい給料もらえるんだろう?}
「休みはどのくらいあるんだろう?」
から
「この会社は何をしているのか?」
「何のために存在いているのか?」
「そのために自分は何をするのか?」
という部分に関心をもって説明会に参加してもらう必要があります
会社説明会とは、単なる人集めではありません。
大切なのは「同じ価値観で仕事ができる人間を採用する」ということ
採用説明会に足を運ぶ学生のうち、
「昔から御社に入りたかったんです」
という人がどのくらいいると思いますか???
そして、なぜ入りたいのかを熱意をもって語れる人はどのくらいいますか???
正直、本当に「どうしても御社に入りたい」という学生さんはほとんどいません。
本当に、どうしても入りたいなら、他の会社と併用して試験なんて受けませんよね???
たった一度の説明会で、そこまで熱意をもってくれる学生さんがいるのなら、即採用ですね!
でも、さすがにそこまでの教育を一度の説明会でするのは難しいです
だから、最低限のラインまで教育して、入社してからその熱意をさらに大きくする教育をすればいいんです
では、その最低限のラインとは………
そうです、企業理念を理解してその理念に共感できるかどうか
更に言えば、理念を達成するために仕事をする自分を想像して「楽しみだ」と感じられるかどうかです
新たに社員を雇うということは、会社にとって大きな前進であると同時にかなり大きなリスクでもあると言えます
採用前に伝えるべきことは
~企業理念~
これに共感し、会社で働く自分の姿を想像し「快楽」を感じることができるかどうか?
これが最初の分かれ道です