小さな会社が良い人材を勝ち取るために必要なことは?

・毎年採用のために膨大な広告費をかけるなんてむり
・でも良い人材を集めるためには投資も必要
毎年の新規採用でこんな風に頭を悩ませている経営者さんはいませんか?

なぜ採用に膨大な広告費を使うのでしょうか???
もしかしたら大企業のような採用方法をイメージしていませんか??
もしそうならすぐにやめてください

就職活動をしている学生さんに聞いてみると………
やはりイメージとして
大企業=安定
中小企業=不安定
という先入観を持っている学生さんは多いです

つまり………
大企業と同じような募集方法をとっていては勝てるわけがありません
資金力が違いますからね(´;ω;`)
ならば、小さい会社ならではの採用方法を考えてみませんか?

大企業は一度に数百人を採用します
ですので、まずは新社会人となる学生を大勢集める必要があります
人を多く集めるには………やはり手っ取り早いのは「広告」です
特にイメージ戦略で募集する形が多いと思います

しかし、小さな会社ではそもそも採用したい人数が違います
一度の採用でほしい人数は多くて4~5人ではないでしょうか?
いやいや、1人で十分なんだけど………という場合もありますよね?

ある建築関係の経営者さんがおっしゃっていました

A建設社長
昨年は3人採用したかったんですが、結局2人しか採用できませんでした
どこも人材不足ですもんね?
A建設社長
ちなみにその採用にかけた費用(主に広告費)は200万です
おぉ!
結構思い切って投資しましたね
A建設社長
そうなんだよ!
ところがね、そのうち1人は1年もたたないうちにやめてしまったんですよ
せっかく仕事も覚えてきてこれからって時に………本当にもったいないなぁ………
うわぁ~1人100万かけて採用したのに1年でやめてしまうなんて、本当にもったいないですね
A建設社長
いやいや、採用時の費用だけじゃないよ
最初の1年なんて研修機関みたいなものだからね
彼の人件費全てが教育費用みたいなものさ………
そうなると、結局どのくらいの損害になったんですか??
A建設社長
う~ん、最初の採用費用100万でしょ?
それから1年間の給与に各種保険料だけでも500万以上はかかってるし
指導した先輩社員の人件費も考えると………
1000万くらいはかかってるよなぁ………
えぇ~!!
それってやめられちゃったら全部、水の泡ですか???
A建設社長
そうだよ!
仕事を覚えるための最初の期間なんて、会社にとっては投資期間だからね
仕事を覚えてからやっと会社の利益につながるんだけど………
あぁ……具体的に計算したらなんか滅入ってきた(´;ω;`)

「離職率」という言葉をよく聞きます
3年後の離職率が30%を超えると要注意と言われます
しかし、この30%という数字、小さな会社に当てはめて考えるのにはちょっと無理がありますよね
先ほどの例を見てもわかるように、そもそも2人の採用で内1人が一年以内にやめてしまった………となると、
1年で50%の離職率になってしまうわけなんです(´;ω;`)
大数の法則が通用しない会社にとってはあまり意味のない数字です

社員一人を採用するというのは会社にとっても本当に大きな「賭け」のようなものです
しかし、リスクの大きな賭けを毎年続けるわけにはいきません
そこで、いかにそのリスクを小さくするか、つまり「長続きする優秀な社員を採用するか」ということに頭を抱えるわけです

欲しい人材は「就職するために何社も試験を受けて一番条件の良いところに就職したい」という学生ではありません
あなたの会社に憧れファンになり、「ここで働きたい、あなたたちと働きたい」と言ってくれる人です
そういう人は入社後のヴィジョンがはっきりとしています
だからこそ「育成」のし甲斐があります
伸び具合も驚くほど速いです

さて、先ほどの経営者さんですが今年の採用はちょっと変わった趣向での採用を試みました
どんなことだと思いますか?
その答えは次回のブログでお伝えしたいと思います(^▽^)/

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